うつにはいろいろな症状があるので、一言で表現するのは難しいのですが、総じて言うなら「ゆううつな気分や無気力感がいつまでも晴れず、日常生活や外出などに支障をきたす状態」といえます。
誰しも、仕事で失敗したり、恋人にふられたり、大事なペットが亡くなったりしたら、しばらく落ち込みます。それは当然のことです。それが長期にわたって続く、または気分の浮き沈みが激しくなるといった状態の時はうつを疑ってみる必要があります。しかし、これらの症状があっても、自分でうつと判断することはできません。うつの診断は専門家にしかできません。ひとりで悩まず、専門医に相談することが先決なのです。
うつになるきっかけは、人それぞれ。主にストレスだといわれていますが、ストレスを全く感じない人などいないでしょうから、それがすべての原因とはいいきれません。うつの根本的な原因は、まだ正確には解明されていません。ただ以下のようなことが原因の一つといわれています。
「体内(脳内)のセロトニンやノルアドレナリンの不足」
セロトニン、ノルアドレナリンは、神経伝達物質と呼ばれるもので、分泌により気分や感情に作用すると言われています。この神経伝達物質の不足が、うつの原因なのでは?という説は「モノアミン仮説」といわれており、これを補うために使われているのが抗うつ剤です。
しかし、抗うつ剤で治らないパターン、なかなか効果が出ないことも多々あります。私自身がそうだったように、薬は飲み続けると効かなくなってきたり、ないと生きていけないような、いわゆる薬との依存にもつながってしまいかねません。長期の服用には注意が必要です。